FXとは、「外国為替証拠金取引」のことで「Foreign Exchange」の略です。
FXは通貨の証拠金取引であるため、「通貨金証拠取引」とも呼ばれています。
1998年、外国為替及び外国貿易法(外為法)が改正され、外国為替取引が銀行だけでなく他業種にも許可されたことにより、FX取引は誕生しました。
FXの最大の特徴は、証拠金を担保として預け入れることで、元の資金の何十倍もの金額を取引することが可能であるという点です。
FXは、取引した金額を受け渡しする訳ではなく、決済時の損益分だけをやりとりする「差金決済」です。
証拠金は、取引で損をした場合の担保となっているのです。
証拠金取引という意味で、FXは株式の信用取引と類似しています。
しかし、株の信用取引では証拠金の3倍までの取引が可能ですが、FXは取引会社によって100倍もの外貨を取り扱うことができるため注意が必要です。
証拠金の必要金額および損失の許容額については、それぞれのFX取引会社によって違いがあります。
また、FXは外貨に対して「買い」から始めることはもちろん、「売り」から取引を開始することもできます。
●「買い」の場合
証拠金を担保とし、「外貨」を購入するために必要な「円」を取引業者から借ります。
借りた資金から「外貨」を購入します。
●「売り」の場合
証拠金を担保とし、「円」を購入するために必要な「外貨」を取引業者から借ります。
借りた資金から「円」を購入します。
取引で損失が発生した場合は、担保として預入している証拠金から差し引かれ、最低限維持しなければならない証拠金を割り込むと、強制的に決済されるという仕組みです。
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