FX(外国為替証拠金取引)で外国通貨を取り扱う場合、それぞれの通貨の特徴を知っておく必要があります。
以下に、主要な通貨の特徴を述べていきます。
●米ドル(アメリカ合衆国)
米ドル(USD)は、世界で最も取引量の多い通貨です。
単に「ドル」という言葉は、一般的に米ドル(アメリカ・ドル)を指しています。
海外貿易の決済もドルで行われることが多く、各国の中央銀行が外貨準備をする場合も、大半が米ドルで保有されていると言われています。
したがって、アメリカ・ドルの為替動向には全世界が注目しています。
アメリカの経済事情により「ドル安」が進みつつありますが、現在でも「米ドル」は世界経済の「基軸通貨」となっています。
●ユーロ(ヨーロッパ)
米ドルの次に取引量の多い通貨がユーロ(EUR)です。
ユーロは、欧州連合(EU)の15か国・他3国で流通している通貨です。
ユーロ加盟各国で最も代表的な中央銀行は、ドイツのブンデスバンクであり、インフレに対する対応が早いことで知られています。
ユーロはドルの代替通貨としての価値を確立しつつあり、ドイツの指標や動向に対する影響が強いと言えます。
●ポンド(イギリス)
イギリスのポンド(GBP)は、日本円に次ぐ世界第4位の取引量があります。
ポンドは、投機取引に利用されることが多く、その場合は値動きが激しくなります。
また、金利が高いため、世界の資金が集まりやすいという特徴があります。
「外国通貨の特徴とは その2」につづく
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