FXのデメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか?
人気のあるFX取引ですが、知っておかなければならないFX独自の特徴があります。
以下に、FXのデメリットについて述べていきます。
●為替レートの変動
外国為替証拠金取引という名前に表わされているように、FXは外国為替レートの動きを見ながら売買する取引方法です。
証拠金を預けることにより、大きな金額の取引が可能となりますが、元本や利益が約束されている訳ではありません。
FXは少ない資金で大きな金額を取引する、レバレッジを効かすことのできる商品ですが、大きな利益を見込めると同時に、大きな損失を受けることもあるということです。
ハイリスク・ハイリターンの取引であるということを、常に認識しておく必要があります。
●不測の事態によるリスク
FX取引を行う場合は、日本での出来事だけでなく、世界のニュースにも注目しなければなりません。
世界の国々で起こったテロ・災害・経済指標・国内情勢などの情報により、外国為替市場が混乱することがあります。
通常、外国為替市場は1日に200兆円以上の取引量がありますが、世界情勢に緊急事態が発生した場合、取引高が減少し、売り買いができなくなる可能性もあります。
また、株式市場のようにストップ高・ストップ安などの制限がないため、厳重なリスク管理が必要であるといえます。
●システムの不具合
FX取引を行う場合、機関投資家・個人投資家たちはインターネットを媒体として取引を行います。
FX取引会社のシステム・トラブル、自分のパソコンの不具合、サーバーダウンなど、システム上の取引環境によるデメリットも存在します。
●FX取引業者の信用度
FX取引は比較的新しい取引であるため、取引業者によっては財務的に弱い会社もありました。
現在は金融先物取引法の改正によって、安定した経営を行うFX取引業者が増加していますが、銀行などの金融機関と比較して、まだまだ経営体力が小さい会社も存在します。
FXの取引業者が業務停止・倒産という事態になった場合のリスク管理を行うことも大切です。
