FXと株の違いとは、どのような点にあるのでしょうか?
FX(外国為替証拠金取引)と株式投資を比較すると、以下のような違いがあります。
●取引時間
FXは24時間取引ができるのに対し、株取引は日中しか取引ができません。
昼間しか取引できない株式投資に対して、FXの取引が活況になるのはロンドン市場が開く夕方と、ニューヨーク市場が開く夜間となります。
サラリーマンやOLなど、投資資金を自分で稼ぎ、それを運用しようと考えている人にとって、
仕事が終わった後にオンタイムで取引が可能なため、FXの方が取引がしやすいと言えます。
また、専業のトレーダーにとっても24時間取引が可能であるという特徴から、株よりも利益を得るチャンスが増えることにもなります。
●取引資金額
FXは外国為替証拠金取引という言葉からも理解できるように、証拠金を差し入れると、少ない資金で大きな金額の取引を行うことができます。
株式投資では、現物株の取引をする場合、その株を購入するだけの資金が必要となります。
株式投資には信用取引といってFXと同様に証拠金を預け入れることにより、元手資金以上の取引をすることも可能ですが、元の資金の3倍程度の取引しかできません。
FXの場合は証拠金の10倍以上の取引が可能であることから、FXの方が少ない資金で取引を始めやすいといえます。
●取引高
FXは全世界の外国為替市場で行われるため、株式市場と比較して、取引高の全体量が断然多いということがいえます。
流動性が高いため、ストップ高・ストップ安になることもなく、売買したいと思ったときに約定しやすいというメリットがあります。
以上のように、FXの人気を裏付けるさまざまな要因がありますが、FX取引は株取引と比較して、ハイリスク・ハイリターンな投資方法であるということを、忘れないようにしてください。
