通貨ペアとは、通貨を交換する場合、必ず2つの通貨(=ペア)で交換するという意味からきています。
「ドル買い」を例にとると、ドルだけを直接購入しているように思えますが、実際は「円を売って、ドルを買う」という取引をしていることになります。
通貨ペアは、世界の通貨を2つずつ組み合わせたものであるため、全体を組み合わせると100種類以上になります。
しかし実際のところ、代表的な通貨以外の交換高は少量のため、通貨ペアも限られたものとなります。
通貨ペアで利用されている主要な通貨は、アメリカ・ヨーロッパ・アジアを代表する通貨である、ドル・ユーロ・円となっています。
現在、最も取引量の多い通貨ペアは、ユーロ/ドルです。
また、通貨ペアでは、以下のような言い方をします。
●ユーロ/ドルを「買う」・・・ユーロを買って、ドルを売ること
●ユーロ/ドルを「売る」・・・ユーロを売って、ドルを買うこと
つまり、スラッシュ(/)の左側の通貨を基準に、「売り買い」を言い分けています。
さらに、為替レートにおいても、スラッシュ(/)の左側の通貨を基準に表示されています。
●ドル/円=105・・・1ドルに対して105円の交換レート
●ユーロ/円=150・・・1ユーロに対して150円の交換レート
●ユーロ/ドル=1.2・・・1ユーロに対して1.2ドルの交換レート
通貨ペアを利用し、低金利通貨を売り、高金利通貨を買うことにより、金利収入を得ることができます。
現在は円の金利が低いため、円売りでの金利収入を目的とし、外国人投資家も円との通貨ペア取引を活発におこなっています。
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