通貨ペアには、交換する通貨によって、それぞれ特徴があります。
代表的な通貨ペア「ドル円」「ユーロドル」「ユーロ円」について、特徴を見ていきましょう。
●ドル円
「ドル円」は、日本人にとって最も親しみのある通貨ペアです。
ドル円は、ユーロドルに次いで世界で2番目に取引量の多い通貨ペアとなっています。
世界経済はドルを中心に動いており、現在ドルは世界の基軸通貨として利用されています。
ドル円を取引する場合、為替レートに影響を与えるのはアメリカ発のニュースや主要人物の発言などですが、逆に日本の政治・経済のニュースもドル円相場に影響を与えます。
したがって、日本発のニュースや情報は我々日本人が最も早く察知することができるため、ドル円取引する場合のメリットになるといえます。
●ユーロドル
「ユーロドル」は、世界で最も取引量の多い通貨ペアです。
欧州統一通貨であるユーロは、世界の基軸通貨であるドルの代替通貨という位置づけをされており、ドルの変動に対する反応が素早いことで知られています。
●ユーロ円
「ユーロ円」は、「ドル円」「ユーロドル」とは違い、「クロス円」と言われています。
クロス円とは、ドル以外の通貨に対する日本円レートを意味します。
ドル以外の通貨は取引量が少ないため、ドルが関係しない通貨ペアの場合でも、一度ドルを介在させて取引します。
ユーロ円の場合も、「ユーロ/ドル」と「ドル/円」の2つのレートを利用し、ドルをユーロと円の仲介役として取引しているのです。
したがって、ユーロ円の場合もヨーロッパと日本のニュースや情報だけでなく、アメリカ国内の事件でも為替レートが変動する要因になりますので、注意しましょう。
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