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外国為替市場と政策金利の関係とは

政策金利とは、それぞれの国の中央銀行が決める金利のことです。

金利には、長期金利(長期レート)と短期金利(短期レート)の2種類があります。

長期金利は、10年もの国債の価格によって決定されます。
国債の価格は市場によって決定されるので、長期金利は「市場金利」とも呼ばれています。

住宅ローンなどは、この長期金利を利用して設定されています。

また、FXなど為替市場に影響を与えるのは、短期金利となります。

政策金利は短期金利を意味しており、中央銀行がその国の経済や景気を予測し、状況に応じてレートを変動させていきます。

●好景気のとき

景気が良くなり、物価が上昇すると、インフレーションとなります。
そのままの状態であるとバブル景気となってしまうので、中央銀行は政策金利を引き上げます。

金利が上昇すると、借入金の支払い利息が増加します。
これが企業の借入を減少させ、設備投資や事業拡大を控えるようになります。

政策金利を上げることにより、インフレを予防し、景気の過熱感を抑制することができます。

また金利高は、通貨高になるのが一般的です。

●不景気のとき

企業の業績が悪いと設備投資をすることもできませんし、不景気で消費者も購買意欲を失くしてしまいます。

モノの売れない時代に、政策金利を引き下げることにより、企業や消費者がお金を借りやすくなり、設備投資・消費などの経済活動を活発化させることができます。

金利安は、通貨安になることが一般的です。

日本では不動産バブルの崩壊後、世界でまれに見る「ゼロ金利政策」を行いました。

日本政府は、日本経済が景気回復をするために超低金利政策を行ったわけですが、実際のところ、日本人よりも外国人投資家が日本円を利用し、超低金利の恩恵に授かったと言われています。

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