移動平均線とは、一定期間の終値を平均した「移動平均」を結んだ線のことです。
何日間の移動平均を利用するかは、FX投資家の売買方法によってさまざまです。
FX取引において、日足のローソク足チャートでは、短期では5日移動平均線。
中期では、ほぼ1ヶ月間の平均という意味で25日移動平均線がよく利用されます。
50日以上であれば、長期の移動平均線といえるでしょう。
たとえば25日移動平均線は、25日間の移動平均の連続を線で表したもので、チャート上でMA(25)と書かれていることがあります。MAとは、Moving Averageの略です。
移動平均線の動きから、FX相場のトレンドを判断することができます。
移動平均線はなだらかな曲線を描きますが、短期移動平均線の曲線が右肩上がりであり、ローソク足の価格が平均線より上に存在していれば、価格が平均値より高いことを意味するので、短期的に上昇トレンドが発生しているといえます。
さらに、短期および中長期など2本の移動平均線を比較して、トレンドを見極める方法もあります。
短期移動平均線が中期移動平均線を上回ることを「ゴールデンクロス」といい、為替相場が上昇トレンドに入ったと認識されます。
また逆に、短期移動平均線が長期移動平均線を下回ったときは「デッドクロス」といい、為替レートが下降トレンドに入ったと判断されます。
ただし、移動平均線は為替レートが動いてから反応するため、為替相場に対する反応が遅いということを認識しておく必要があります。
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