ボリンジャーバンドとは、ジョン・ポリンジャーが開発したトレンド系テクニカルチャートのことで、移動平均線と予想変動率というボラティリティーを組み合わせて考えられたものです。
ボリンジャーバンドは、外国為替市場の方向性・為替レートの上下の勢いや相場の反転を見るチャートで、移動平均線の上と下にそれぞれ統計的に計算された線を2本ずつ引き、合計5本の線がベルトのように表示されています。
この上下の範囲を「バンド(範囲)」と呼びます。
移動平均線以外の上下2本の線を引く場合は、「データのばらつき」を表す「標準偏差」の理論が用いられており、為替レートは通常、このバンドの範囲内を推移すると考えられます。
ボリンジャーバンドの見方としては、バンド範囲が広くなっている場合は為替レートの変動率が大きく、狭くなっている場合は為替レートの変動率が小さいということが言えます。
変動率が大きいほど、値動きが激しいと判断できます。
ボリンジャーバンドはバンドの範囲が狭くなった時、トレンドは「横ばい」と言えますが、その後、新たなトレンドが形成されて為替レートが大きく変動することがあります。
バンドの範囲が広がると、次の新たなトレンドの始まりといえます。
また、為替レートがバンドの範囲よりも外に出た場合は、為替相場がそろそろ反転すると予測することができます。
しかし時と場合によっては、為替レートがバンド外に出て、そのまま大きなトレンドを形成していくこともありますので、注目することが大切です。
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