リスクコントロールとは、取引する金額に対する損失(=リスク)の管理を行うことです。
FX取引を行う場合、まず自分で次の相場の動きを予測し、為替を売買していきます。
その予測が外れた時に、できるだけ損失を少なくすることができなければ、それまで出ていた利益はもちろん、大きくマイナスになってしまう可能性もあります。
プロや天才と言われている投資家でさえ、予測が外れることが必ずあります。
勝率100%はあり得ません。必ず損失をこうむる事態が発生します。
FX取引は、証拠金取引であるため投資金額の何倍もの取引をすることができます。
利益も大きいが損失も大きいというハイリスク・ハイリターンな特徴があるため、負けが続いたり評価損が増大してしまうと、大変な事態に陥ってしまいます。
リスクコントロールには、以下のような方法がありますので、参考にしてください。
●自動売買機能を利用する
注文方法の「逆指値」を利用し、想定価格範囲より出てしまった場合、機械的に「損切り」させることができます。
●反対売買を行う
長期的に保有しても大丈夫という場合は、証拠金を追加したり、反対売買でポジションを取り、乗り切ることもできます。
FX取引の初心者にとって、負けを認め、損失が確定する「損切り」という行動をためらう方も多いと思います。
「もう少ししたら評価損が減るかもしれない」という気持ちがあると、その間にどんどん損失が膨らみ、一度に投資資金を失う人もいるのです。
次の取引で利益を出すためにも、決断は早い方が良いのではないでしょうか?
損切りの基準としては、損失金額が投資資金の1割までに止めておく、といった方法や、トレンドラインが割れる金額などで逆指値注文をしておくと良いと思います。
「損小利大」という考えの元で、リスクコントロールはとても重要な行動なのです。
