円高・円安という言葉は、日経平均株価などと一緒にテレビ・新聞などのニュースでよく耳にします。
円高・円安は、日本の円と外国の通貨(主にアメリカのドル)間における為替レートの変動によって、毎日のように変化します。
通常、円高・円安という場合は、基軸通貨を基準に考えます。
基軸通貨とは、国際貿易の決済通貨のことであり、現在はアメリカドルとなっています。
●円高とは
アメリカドルに対して、円の価値が高くなったとき
【例】為替レートが1ドル110円から100円になった場合、100ドルの商品を購入しようとすると、11,000円のものが10,000円で買えるようになり、円の価値が上がったことを意味します。
●円安とは
アメリカドルに対して、円の価値が低くなったとき
【例】為替レートが1ドル100円から110円になった場合、100ドルの商品を購入しようとすると、10,000円のものが11,000円でしか買えなくなり、円の価値が下がったことを意味します。
円高になった場合、日本経済にはどのような影響があるのでしょうか?
日本国は輸出産企業が多いため、外国で商品を販売することにより、外貨を得ることになります。
最終的には外貨を円に交換しなければならないため、円高になった場合には、ドルから円へ交換することにより、利益が目減りすることになります。
円安になった場合は、原料を輸入している企業にとっては原材料が高くなるため、生産コストがかかり、こちらも利益を圧迫してしまうことになります。
為替レートの変動による円高・円安は、日本経済の景気と密接な関係にあると言えます。
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